ドットゲイン

ドットゲインとは

オフセット印刷の網点を計測すると、版上の点に比べて、紙の上ではより大きくなる。この現象をドットゲインという。ドットゲインの大きさは、印刷の網点パーセントが元の網点よりどの程度大きいかでし示す。ドットゲインの量は網点の周長に依存するので50%の近辺で最も大きくなる。

弊社での品質管理の1つをご紹介いたします。それは、用紙ごとにキャリブレーションを行い色調整を行っているということです。コート紙とマットコート紙に同じ版で印刷しても同じ色にはなりません。それは、紙によりドットゲインの量が違うからです。しかし、色再現が違う様々な紙に印刷しても、同じ色に印刷されなければ、印刷物としての役目を果たしているとはいえません。(コート紙では薄く印刷され、上質紙では濃く印刷されるなど) 弊社では、異なる紙でも印刷物が同じ色に刷り上がるよう、出力する版の調整を行っております。(キャリブレーション:用紙による網点の太りを事前に計測し、一定にすること。たとえば、コート紙の50%と上質紙の50%の刷り上がりの色を合わせるために、網点の太る上質紙の版を、太る分だけ小さく出力し刷り上がりの色を合わせること。)弊社の印刷サンプルを請求していただきますと、同じ絵柄を印刷した21種類の用紙を、無料でお送りしております。このサンプルをご覧になれば、紙の平滑性の違いによるインキの沈み具合で起こる濃度差はありますが、印刷物の色味が同じであると確信していただけます。

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